「ちのとれ」とは?

中度から重度の知的障害を伴う障害をお持ちの方の、認知の土台となる機能を向上するための療育プログラムです。
お子さんの発達促進のために包括的にアセスメントし、総合的に介入していきます。

対象は?年齢は?

2歳半~社会人までのダウン症、自閉症、発達障害をお持ちの方が対象となります。
赤ちゃん用のおもちゃをとって遊び始める時期から、このプログラムに取り組むことができます。

子どもの成長は能力によって成長する時期がことなります。適切な時期にプログラムを受けることをお勧めいたします。

「ちのとれ」の療育プログラムは保護者の方、他の療育施設の方も学べるように研修制度があります。 

こんなことで困っていませんか?

  • 教えても教えても、教えた内容が蓄積していかない。
  • 興味がない、積極性がない、好奇心がない。
  • 意味もなくウロウロと動き回る。
  • おもちゃで遊ばず、投げるだけ。
  • 絵本の読み聞かせに興味がない。理解できない。
  • 塗り絵の意味がわからない。
  • 簡単なルールが理解できない。
  • 数字のような抽象的な概念の獲得が難しい。

定型発達の子どもと同じ教え方では必要な能力を伸ばせない

●定型発達の赤ちゃんは2歳前後には、型はめ・コップ重ねなどの玩具で遊ぶことが出来る。排泄自立や着替えなどの身辺自立より先に出来る場合が多い。
何故なら、この世で生きてゆく上で、自立に欠かせない重要な認知機能だからだと考えます。
●知性とは何かと考えた時、周囲の環境を理解し、危険などを予測し、判断してゆく力をつけてゆく事だと考えます。 この何よりも重要な知性、認知がどうやって育ってゆくのかは、子供たちが実践して教えてくれているのです。
●障害児は、赤ちゃんみんなが自然と遊ぶ、そのような玩具を与えても、遊ぼうとすらしません。
 これは大きな問題であると考えました。
そのまま偶然の自然発達を期待していたのでは、大きく取り残されてゆく可能性が高くなる。
現にこの幼児の段階の課題が出来ないまま大人になっている知的障害者は非常に多い。

「ちのとれ」が目指すところ

「ちのとれ」は義務教育だけでは伸ばせない、認知の土台となる機能を向上するためのプログラム
です。 お子さんの発達促進のために包括的にアセスメントし、総合的に介入していきます。

認知の土台となる機能を向上し自然発達の循環ができることを目指します。

●知的障害児の教育は現状、何度も繰り返し繰り返し訓練したり、まる暗記することがほとんどです。
 それは、応用力や汎用性にかけ、同じ状況でしか再現できません。
環境や状況が少し変わっただけで分からなくなってしまう事がほとんどです。

ちのとれでは、答えを覚えさせるのではなく、
・答えの見つけ方、
・判断の仕方、
・計画性そのもの
などを子供に伝えてゆき、根源的な認知そのものにアプローチします。
ちのとれの型はめが出来るようになることで、別の市販の型はめなどが教えやすくなる、
興味を持ってくれるようになるなどの、波及効果が生じてゆくことを目的としています。
●ちのとれでは、この幼児期の遊びなどを通して、重要な基本の認知機能の発達が形成されると考えています。
つまりその土台がなければ、上に積み重ねてゆくことが困難な課題が非常に多くなるだろうと考えます。
 しかし、ここの躓きは、先天的障害とされていて、「どうにかできないだろうか」と考える事自体が、否定されています。

ですので、一般的に教育では、得意を伸ばし、好奇心や・やる気を優先します。
しかしながら、ちのとれでは、ここの発達の悪循環が生じている原因そのものに、あえて積極介入を試みます。
ここの躓きが、生きにくさ、不安、自信喪失、恐怖などの大きな原因となっていると考えるからです。

「ちのとれ」は包括的に子どもをアセスメントし、介入する手法です。

子どもを正確にアセスメントできるのであれば、根本解決法や対象法をより正確に編み出すことができます。

ちのとれレベル1 Before After

S君の場合 Before

S君の場合 after

もっと詳しく詳細を知りたい方は

どちらかを選択してクリックしてください