子どもが自力で考える力を
つける方法が学べます
「ちのとれ」とは中度から重度の知的障害を伴う障害児のための包括的な療育プログラムです。
ダウン症、自閉症、発達障害をお持ちの2歳〜社会人までを対象とし、「ちのとれ」の療育プログラムは保護者の方、他の療育施設の方も学べるように研修制度があります。

7つの研修レベル
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レベル 1・2
対象児童
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認知による課題
型はめ、コップ重ねなどができない。
〇〇はどれ?と聞いても指させない。
どっち?の意味や大きい小さいの概念がわからない。
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障害による課題
物を投げる、フリーズする、ぼんやりしている、表出反応が少ない、衝動性が強い、ちょっと待っててねが全くできない、指示に従わない、姿勢を保つのが大変
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教材の特徴
1個だけのマッチングから開始できるようレベルを細分化した構造。
視覚発達の未熟な時期でも、見えやすいと言われている赤色を採用し、持ちやすい大きさや木特有の暖かみのある手触りが特徴。
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レベル 3・4
対象児童
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認知による課題
積み木やブロックで、ごく簡単な遊びができない。
運筆やシール遊びなどで上手く遊べない。
分類作業ができない。
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障害による課題
多動、不安が強い、感覚鈍麻、感覚過敏、落ち着きがない、手の機能が低い、目と手を伴って使うのが苦手
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認知による課題
1~5列へとレベルを細分化できる構造。「長さ」「序列」「色」を焦点に、3つの要素を同時に処理する力を養う。ペグ(棒)は持ちやすい大きさと太さになっており、ナチュラルな木の風合いが特徴。レベル3では無色ペグ、レベル4では5色ペグを使用。
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レベル 5
対象児童
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認知による課題
ワーキングメモリ(作業をする上での短期記憶)に大きな課題がある。
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障害による課題
作業そのものが苦手、片手ばかり使う、切り替えが苦手
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認知による課題
ワーキングメモリのベースとなる部分に働きかける教材。非常に初歩的な時空間の概念(スタート、順番などの概念)や、作業力そのものに働きかける。
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レベル 6
対象児童
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認知による課題
物の上下左右などが解らない。
数の意味が解らない。
触覚だけで見慣れた物を当てることができない。
ごく簡単なパズルが苦手。
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障害による課題
集中力に欠ける、多動、感覚過敏、変化が苦手、落ち着いて考える事ができない、すぐに諦める、おどける
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認知による課題
3D空間や分析統合を通じ、列や行、単位などの概念を理解する。
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レベル 7
対象児童
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認知による課題
一般の幼児教育の教材ができない。
黒板の見写しができない。
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障害による課題
集中力に欠ける、多動、感覚過敏、変化が苦手、落ち着いて考える事ができない、すぐに諦める、おどける
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認知による課題
マグネットは正方形のみを使用し、基礎的な分析・統合に集中できるよう配慮。輪ゴムは空間座標の認識を促し、見写しが苦手な子供のために透明ボードを採用している。
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教材レンタルのご案内
研修を受講いただいた方のみ、実践する際に必要な教材をレンタルすることができます。
各レベルの研修を修了すると、そのレベルの教材を年契約でレンタル可能です。
レンタルの規約や詳細につきましては、お問合せください。
なお、レベル7の教材2つについては、ご購入が可能です。



フィードバック制度について
「ちのとれ」のフィードバック制度は、支援者が自信を持って実践できるよう設計されています。
研修後、実際のセッションを振り返りながら専門的な助言を受け、スキルをブラッシュアップ。個別のアドバイスに対応でき、より効果的な支援が可能になります。
挑戦と成長を重ね、子どもたちの可能性を広げる仕組みです。
